2007年11月06日

彩雲国物語 隣の百合は白 感想 その3

彩雲国物語 隣の百合は白

著者名:雪乃紗衣(著)
出版社:角川書店
出版年:2007.11
ISBN :9784044499150



彩雲国物語の外伝
雑誌 The Beans掲載分 2本、描き下ろし1本、ショートショート1本。

ネタバレ感想のつづきです☆
3本目は描き下ろしの黎深と百合姫の話。

百合姫はずっと黎深の奥さんとして名前だけは登場していましたが
黄 奇人(鳳珠)が昔フラレタ人だという事と、その時の台詞が
『その顔の横で奥さんなんかやってられません』という事ぐらいで・・・。wwww
今回はその当時の真相が判明しましたwwwww

百合姫はとある事情から普段は男の『譲葉』として黎深の傍に仕えていた。
と、同時に邵可の婚約者でもあった。
セン華王(先代国王)との例のあれやこれやで家を空けていた邵可に代わり
紅家で黎深、玖琅の世話をしていた。

舞台は今から少し前、黎深、鳳珠、悠舜が国試を受ける頃の話。。。
そう、あの悪魔の国試組と言われた人たちのその国試が舞台ですwwww
悪魔と言う言葉が『国試』にかかるのか『国試組』と人物に対してかかるのか定かではなかったですが
今回のこれを読んで私は間違いなく『国試組』と人物にかかる言葉だと確信いたしましたwwwww
そんなさ中で出会う、鳳珠と百合姫。。
百合姫は鳳珠の美しすぎる素顔を見ても動じない。
鳳珠はそんな百合姫にほぼ一目ぼれ。
そんな鳳珠と百合姫の不器用でういういしい恋愛?模様は読んでいてほほえましかったです。
初めてのデートにおしるこを食べに誘う鳳珠。。不器用に渡す花☆
しかし、そんな純粋で初々しい鳳珠と百合姫をあの黎深はその持ち前の強力なキャラでめちゃくちゃに振り回します。
鳳珠が最初にお面をつけたきっかけはやはり黎深だったのですねwww
それから、二人のデートを監視する為に変装用に用意した、みかんとパンダのお面・・・www
悠舜までかぶらされて・・みかんには顔描いてあるし・・通勤の電車で読んでいたのですが
笑いを堪える事が出来なくなって、こりゃたまらんと読むのを中断しましたよwww外で読めねぇwww
鳳珠は百合姫と黎深の関係を知らず、百合姫の話から百合姫の境遇を哀れに思い、救い出そうとします・・・。
鳳珠は百合姫に結婚を申し込むつもりで、百合姫もまんざらではなかった・・・
しかし。百合姫には重大な出生の秘密があった。それは
百合姫が国王 セン華と異母兄弟であった事。
蒼玄王の血を引いた正当な王家血筋の娘である事(つまり劉輝と静蘭の叔母にあたる)
その為にずっと国王から命を狙われていた事。
その事実がある限り鳳珠の元に嫁ぐ事は出来ないと思っていた。

母である玉環が亡くなり、邵可との婚約も解消された後
紅家にいる理由もなくなり行き場所がないと悟った百合姫は、兄である王のところに向かう。

そこでの兄との対面は何だかとても良かった。
目的の為には非道なセン華王ももう殺す必要もなくなった妹には何だか優しく接していた。
百合姫も、兄という数少ない家族であるセン華に見せる甘え?のようなものがかわいかった。(ぎゅーとしがみついて泣く百合姫。。。

そして、なんやかんやと派手な事をして
今までの黎深と百合姫の関係を知らない鳳珠も納得する形で???黎深は百合姫を傍に置こうとします。
鳳珠は哀れ。。。。(^^;)あの百合姫からの『奥さんなんてやってられません』は
黎深が百合姫の筆跡で書いた偽の手紙だったのですね・・・(^^;)(^^;)(^^;)
百合姫は薬で眠らされている間に、黎深と籍を入れられ奥さんになっていました・・(^^;)(^^;)(^^;)
黎深・・・・なんて・・あなたって人は・・・・。
でも。わかりにくいけれど黎深は百合姫を本当に特別に思っていて
ひどい事ばっかりしているけれど、大切に思っていて←wwwww
・・・・。
いやでも、それにしても黎深はひどいwwwwwww

百合姫の髪はセン華王、そして劉輝と良く似たかるい癖のある髪質みたいです。
そして幼き劉輝と百合姫は対面していたのですね。それから若き日の静蘭とも。
それから幼き日の絳攸も出てきていました。やはりちゃんと迷子になっていました。しかも家の中でwww
幼き日の絳攸は幼き日の秀麗を見ていたのですね。

そして、百合姫のひそやかな恋も。。悲しかったですね(^^;)
まさか邵可の事が好きだったなんて。。。
母親を殺され、一方的に婚約を解消され、
その後文句のつけようのない美しい奥さんとかわいい娘をつれて戻ってくるなんて・・(^^;)(^^;)

運命に翻弄された百合姫。。。
いろいろあって無事結婚したりしたけれども、その相手が黎深じゃ死ぬまで平和な日々は訪れないかも・・?

兎に角、黎深がひどくて、鳳珠があわれで
百合姫とか絳攸とかが大変そうな話でした。。。wwwww

そして、巻末のショートショート。
大人になった絳攸が百合姫に、『幸せですか?』と聞く。
黎深を膝枕で寝かせながら『幸せ』と答える百合姫。
安堵する絳攸と寝たふりの黎深wwww


きっと、今度出る本編の新刊はこの3人を中心に話が進むのでしょう。
波乱の前の穏やかなひと時・・・。なのかな?


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posted by ねぇさん at 05:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 彩雲国物語

2007年11月02日

彩雲国物語 隣の百合は白 その2

彩雲国物語 隣の百合は白

著者名:雪乃紗衣(著)
出版社:角川書店
出版年:2007.11
ISBN :9784044499150



彩雲国物語の外伝
雑誌 The Beans掲載分 2本、描き下ろし1本、ショートショート1本。
ページ数も287ともはやライトノベルと言えないボリューム感です☆

ネタバレ感想のつづきです☆
2つめは、邵可の話。
秀麗が茶州の疫病騒ぎで朝賀に来ていた貴陽から茶州に行って後の頃。

紅家の大叔母 玉環から特に目を掛けてもらっていた邵可。
芸能の一族碧家、多芸の一族藍家をもしのぐ琵琶の名手である玉環から
手づから琵琶奏法を伝授してもらっていた邵可は5歳にして大人も弾くのが困難な曲の演奏が出来るようになっていた。
5歳の子供とは思えない聡明さ、大人びた表情。
生まれた時から紅家の長子として家の中の様子を見てきた邵可は子供のままではいられなかった。
大叔母の言葉にも笑顔で固め油断ならない対応が出来るようになっていたぐらいに。。。

過去の夢を見ながら、府庫の仮眠室で目覚める邵可。
貴陽に残った人達は遠くで困難に立ち向かっている秀麗の事を案じる事しかできず、落ち着かない日々を送っている。
その中でも父である邵可は特に不安定になっているよう。
がしかし、1日2時間ほどの睡眠だけでやっていける邵可は。。さすがです@@;

珠翠が大切に思う二人は、特に秀麗を案じている。
邵可、そして劉輝も。。。
珠翠はそんな二人の為に、縹家の血筋である自分が持つ異能「千里眼」を使って
貴陽から遠く離れた茶州にいる秀麗を見ようとしていた。
しかし貴陽では、特に宮城では異能を使う事はたいへんな危険を伴う事のようで
(貴陽では、縹家も異能を使えないらしい)
邵可は止めに入る。
そこで霄太師に見せる邵可自身にも気付かない動揺。
櫂瑜(かいゆ)からとってみたら39歳の邵可など40以上も年下の『あの子』になるのですね。
僅か9歳で暗殺集団「風の狼」の一員になった邵可をその当時から見てきたのでしょう。
そりゃ先代黒狼である鬼姫だって彼の事を案じ、思い、涙もするでしょうね。

府庫での、黎深とのやりとり
黎深に話しかける邵可の口調が優しげでまた胸を突く『・・ね、黎深、・・・』

『君は、なんでそんなに私の事を好きでいてくれるんだい?』

黎深は邵可に隠し事ができないし、嘘もつかない
でも邵可はそのどちらもする。
黎深は邵可の願いは素直に聞くけど、邵可は聞かない。
黒狼の仕事をしないで欲しいという優しい願いも聞かない。
『君がどう頑張って止めても、私がそうと決めたら無視をする。』
『君は私に命令する事はできないし、許さない。』
『私は私のしたいようする。今までそうだったようにそうするよ』

邵可『ひどい兄だね、それでも君は私が好き?』

黎深『はい』

・・・・。
邵可は運命に苦しんでいるんですね。
そしてそんな兄を黎深はちゃんと理解しているんですね。

邵可は、黎深と玖琅を守る為に大叔母を殺した。
そして10歳にも満たない邵可が紅家を出て行ったのも二人の弟を守る為。
黎深はそれを知っているから、何があっても兄が好き

府庫で酒を酌み交わしながら語る二人
私はこの二人に加わりたくて、思わず自分の分のお酒をついでしまいましたwww
芋焼酎ロックでwww

黎深も秀麗を助ける為に連日徹夜で動いているようです。
疲れているであろう弟を眠らせる黎深。
兄のそばでは無防備に眠る黎深。

邵可『寝なさい。・・愛してるよ。嘘だけどね。』
邵可よwwwwwwww
そして黎深・・・こんな風に兄に翻弄されているあなたの事とても好きになりました。☆

そして、秀麗を茶州に送り出した劉輝も、何もできずに苦しんでいました。
そりゃそうだ、秀麗を守りたいが為に軍まで出そうとして秀麗自身に拒否されて
それでただ待つ事だけしか出来ないなんて、苦しいはずですね。

「氷の理性」と言われている邵可。
だけれども、今回はそんな彼の人間らしい内面がとてもよく見えました。
始めからずっと胸を締め付けられるような切ない気持ちになりました。
そしてだんだん読み進むうちに涙が出てきてしまいました。
自身も気付かない所で、とても頑張っている邵可の姿がなんだか・・悲しかったです。
でも、霄太師とか、櫂瑜とか黎深とか、ちゃんとそんな邵可を理解しています。
見守ったり、手を貸したり、案じたり、慕ったりしている周囲の人の愛情にも胸を突かれました。

邵可だって人の親、娘を案じて、手が震えてしまったり
黎深に対してちょっといじわるになってしまったり するもんです・・よねww

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(その3へ続く)
posted by ねぇさん at 21:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 彩雲国物語

2007年11月01日

【読進中】彩雲国物語 隣の百合は白【ネタバレ注意】その1

彩雲国物語 隣の百合は白

著者名:雪乃紗衣(著)
出版社:角川書店
出版年:2007.11
ISBN :9784044499150



今読んでます。
読み進んでおります。彩雲国物語外伝
昨夜ゲットして帰り道のバス停で待ちきれずに読み始めましたが
序盤からニヤニヤが止まらずwwwww

内容は2本が雑誌 The Beans掲載作品、1本が描き下ろし、それから後書き後のショートショート。
今回ももはやライトノベルとはいえない位の分厚さです。うれしすぎる☆☆☆

はじめは、宮中での武術大会の話。
彩雲国が誇る精鋭ぞろいである王の近衛羽林軍。猛者たちが集うこの軍も年末となると極端に指揮が下がる。
なぜなら、1年を振り返り男だらけの汗臭い生活・・恋人もいないし、このままでいいのだろうか・・・と、寂しい武官達がみんな思いだすらしく・・(^^;)wwww

武官達を奮起させるために、年末に武術大会を開催する事になった。
武術大会優勝者には、超色男の80歳超w櫂瑜の恋愛指南が受けられる権利www
男っ気ばかりの中で日々を過ごして来て危機感を覚えている武官達は大奮起ww
上司からの命令で出場しないといけない楸瑛。
秀麗との仲が進展しない事に悩んでいた劉輝も参戦w
武術大会にこう娥楼が関わっている事と
こう娥楼の紹介で割りのいい賃仕事が入ったと言う秀麗の言葉から
間違いなく知らず秀麗がこの武術大会に関わっていると察した静蘭も参戦☆

それにしても皐 韓升(こう かんしょう)あなどりがたし!!!

楸瑛『恋愛指南なら私がしてあげるよ』
韓升いえ、私が教えてほしいのは好きな人と上手くいける方法なので。。
楸瑛『・・・・・・・。』

うはwwwww
楸瑛の事めっちゃ分かっているじゃないですかっwwwww


しかし、武術大会とは名ばかりでww
第1関門はくじ引きwww運も実力のうち!だそうでww
くじに書いてある指令を実行し判定員に合格をもらったら関門突破。

魯尚書を笑わせろとか(難問)←楸瑛が突破
欧陽 玉にファッションチェックをうけ合格をもらうとか(武官には難問ww)←静蘭が突破
管 飛翔と飲み比べで勝てとか(超難問
戸部尚書の仮面を奪い素顔を見て正気でいる事とか(超難問
吏部尚書のもとへ行き『おまえの兄ちゃんでべそ』と言えとか(命がけ
府庫に行き父茶を10杯飲むとか←劉輝が突破

脱落者は一転お邪魔虫になれるww
モテモテで女に不自由していない楸瑛にはお邪魔虫が殺到。
矢が雨のように降りしきり、お邪魔虫同士の連係プレイで次々と襲い掛かる刺客ww
しかし楸瑛ってほんと強いですね、雨アラレの矢も平気とか

結局ゴール前の白・黒両大将軍の元にたどり着けたのは
劉輝、静蘭、楸瑛のみwwまぁ結局そうなるわな。。主役だし

だがしかし!!!
第1関門のくじで、誰にも会わずまっすぐとゴールに行く事が出来る超ラッキーくじが1枚だけ入っていた。
それを引いたのはあの彼でした☆☆☆☆
劉輝たちが両大将軍と、さらに宋太傅までくわわってアレコレしているうちに
秀麗、胡蝶、珠翠のいるゴール地点にひょいっと現れて勝利をもぎ取ってしまいましたwwwあの彼☆☆☆
そうして、年末の大騒動は終わるのでしたwww
第2関門で出会った宮女と武官の結婚話が多数もちあがったというたなぼたつきで☆

この武術大会は秀麗が後宮を辞し、国試に臨もうとしている頃の話。
にぎやかだった年末、年明けを
今一人っきりで思い出す劉輝。
劉輝の孤独描写には相変わらず胸を突かれます(TT)

いろいろおいしい場面が目白押しでニヤニヤが止まりませんでした。
後宮での賃仕事と知らずに来てしまった秀麗と、それを察する珠翠との対面の場面とか
父茶で次々と倒れていく武官に青くなる判定員とか。
それを飲み干す劉輝に尊敬の念をもつ判定員とか。
黎深に『お前の兄ちゃんでべそ』と言った武官を救うために
絳攸は案外早く邵可のもとにたどり着けたんですねwww

最後に今回の萌え担当の萌えシーン☆↓↓

側近『まぁ茶でも飲め』(絳攸)
主上『はい、いただきます』(劉輝)

wwwww
いや、もうどっちがエライんだかwww


その2へつづく

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posted by ねぇさん at 21:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 彩雲国物語